2024年度総会・学術集会は、9月18日(水)に東洋大学白山キャンパスにて、対面での開催を行いました。例年にない猛暑で、参加した皆様にはお疲れ様でした。
総会に先立って、初めての評議員会を開催いたしました。ほぼ5割の評議員が出席いたしました。今回は、理事会との合同会議で開催し、熱心なご討議をいただきました。
総会では、事業報告・計画、収支決算・予算案が審議され、全てご承認をいただきました。さらに、2025年度からの役員の選任を行い、新会長として、宮澤先生、新副会長として菅原先生がご選任されました。その他、数名の理事の交代、監事の交代、顧問の交代も承認されました。また、長い間、空席であった、名誉会員に顧問の倉田先生をご推薦いたしました。先生は、長年、会長として本学会の発展にご貢献をいただいております。
学術集会には、総数55名(会員38名、非会員17名)の参加があり、近年にない盛況でした。特別講演には、東京農業大学の上原先生をお願いし、シンポジウムは、「食品分析学の将来を考える」というタイトルで、全国から若手研究者5名の発表がありました。それぞれがユニークな研究で、若手参加者には、大きな刺激となったことでしょう。ポスター発表には8題の発表があり、昨年度に引き続き、最優秀賞1題、優秀賞1題の表彰を行いました。
学術集会終了後の交流会にも多くの参加者があり、ポスター発表と懇談の場となりました。今期限りで退任する田島から挨拶があり、拍手をもって送られました。感謝をいたすとともに、新体制での益々の発展を期待しております。発展といえば、理事会で今後の学会の在り方として、日本学術会議の協力学術研究団体を目指すことの提案があり、来期の課題とさせていただきました。
2024年9月
会長 田島 眞