会員へのお知らせ

令和5年度 学術集会の開催を終えて

 

 令和5年度総会及び学術集会を9月20日水曜日に、4年ぶりの対面で開催いたしました。会場は、新型コロナ禍前と同じ、東洋大学のご好意で拝借した東京白山キャンパスの125記念ホールといたしました。

 4年ぶりということで、他の学会と同じくコロナ禍前を上回る参加者となりました。今回の参加者は合計45名(会員38名、非会員3名、学生4名)に上りました。

 総会では、懸案事項でありました2つの案件の審議が行われました。第1は、支部の創設です。地域の会員の活動支援と、新規会員の掘り起こしのため、支部活動は欠かせません。会則に規定がありませんので、会則改正と支部内規をご承認いただき、理事会で推薦された支部長が紹介されました。支部の一覧は、ホームページに掲載してあります。今後は、支部独自の活動も期待しております。第2は、評議員の選出です。会則に規定はありましたが、これまで選出がなされていませんでした。会の運営の公正さを担保するには、執行部隊の理事会とそれを監視する評議員会の存在が欠かせません。理事会で推薦された評議員12名が紹介されました。

 もう一つの案件としてポスター賞の新設があります。学術集会で優秀なポスター発表をした者を顕彰するもので、新たに、内規を設けました。早速、今回の学術集会から実施に移し、最優秀賞1件、優秀賞2件を選定いたしました。受賞者氏名はホームページに掲載いたしております。なお、選考は、学術集会に参加した正会員の投票によって決定いたしました。

 学術集会では、今回は、特別講演3題といたしました。九州大学の松井利郎先生、九州大学の田中充先生、農研機構の神山かおる先生の3先生から講演をいただきました。いずれも活発な討論が行われ、会員の食品分析に関わる学術の深化に貢献いたしました。

 一般講演1題と合わせて、定刻を若干超過し、講演を終了し、交流会に席を移し、参加者同士の意見交換の場といたしました。交流会は、定刻に、来年の再会を期して閉会となりました。以上、本年の総会・学術集会のご報告といたします。


2023年9月

日本食品分析学会
会長 田島 眞